PNFとは、1940年代からアメリカのKabat Kaiser Instituteで発展した中枢神経障害、多発性硬化症、脊髄損傷、ポリオなどの治療に用いられた発展した治療コンセプト。神経生理学者のHermann Kabatと理学療法士のMaggie Knottにより基礎が築かれた。現在ではその他の疾患(整形外科やスポーツなど)にもPNFが用いられている。 (市川繁之監訳:PNF 基本的手技と機能的訓練 引用)
現在は、1940年代から発展を続ける国際的な基準のPNF(IPNFA®)のもと、認定コースが世界中で開催されています。日本では国内外のIPNFA®認定インストラクターの開催するPNFのコースや、国際PNF協会認定セラピストが中心に行う勉強会などで学ぶことができ、正統なPNFの受講資格は【医師】【理学療法士】【作業療法士】となっています。コースでは【Neuro:中枢神経疾患】【Orthopedics:整形疾患】【Sports:スポーツ】【脊損※日本未開催】【小児※日本未開催】があり、疾患全体を通して治療の考え方、実践を学ぶことが出来ます。
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PNFは【コンセプト】であり、考え方です
”障害を持つ方も含みすべての人には未開発の力がある”という前提のもと、潜在能力を引き出して行くことを目標とします。
その中で、Proprioceptive Neuromuscular Facilitation の”P:固有受容器”とされる、身体の様々な部位にある感覚受容器に働きかけを主に行い、身体の動きを変え、生活の質(スポーツでいえばパフォーマンス)の向上に繋げます。また、ICFという考え方を用い、身体だけをみて治療を行うのではなく、その人を取り巻く全体的な要素を考え、問題の解決にあたります。
その他マット運動、バランスボール、段差など様々な物や環境をもちいて、生活動作やスポーツ動作、歩行、痛みの軽減などに介入します。
愛知県内では国際PNF協会認定の資格保有者は2人で、直接施術を受けることが出来るのは当店だけになります
左足関節骨折後のリハビリ例