脳梗塞の自費リハビリで歩行改善|発症3年以上でも外出を諦めないために
脳梗塞の自費リハビリで歩行改善|発症3年以上でも外出を諦めないために
脳梗塞を発症してから数年。 退院当初と比べれば歩けるようになった。
それでも、
- 外出が減ってしまった
- 買い物に行くのが不安
- 人の目が気になる
- 転倒が怖い
- 歩き方がぎこちない
このような悩みを抱えている方は少なくありません。
また、ご家族からは
「もっと良くなる可能性はないのか」
「保険のリハビリが終わってから変化が止まった気がする」
という相談を受けることもあります。
実際に私が担当した患者様の中にも、発症から10年以上経過している方がいました。
歩く時は足が棒のように突っ張り、膝が曲がりにくい状態でした。
さらに、麻痺した手は強く握り込んでしまい、歩く姿そのものに強い悩みを抱えていました。
買い物や外出も減り、「もう仕方ないですね」と話されていたことを覚えています。
しかし、身体の使い方や姿勢のコントロールを見直していく中で、歩行中の手の緊張が軽減しました。
足幅も狭くなり、歩くスピードも向上しました。
すると身体だけでなく気持ちも変化し、外出への意欲や自主トレへの取り組みも大きく変わっていきました。
脳梗塞後の歩行改善で大切なのは、単に歩く練習を繰り返すことだけではありません。
なぜ今の歩き方になっているのか。身体をどのように使えば歩きやすくなるのか。
それを理解しながら身体を再学習していくことが重要です。
この記事では、脳梗塞後の歩行が改善しにくい理由と、自費リハビリだからこそ提供できるサポートについて、17年間の臨床経験をもとに解説します。
■脳梗塞後の歩行でこんな悩みはありませんか?
脳梗塞後の歩行について相談を受ける際、多くの方が次のような悩みを抱えています。
- 杖や装具が手放せない
- 麻痺した足が突っ張る
- 歩くと手が強く曲がってしまう
- 長い距離を歩けない
- 転倒が怖くて外出を避けている
- 発症から数年経っているので諦めている
- 保険リハビリが終わり困っている
こうした悩みを抱えている方の多くは、
「歩けない」
ことだけに困っているわけではありません。
本当に困っているのは、
- 一人で買い物に行けない
- 家族と出かけられない
- 趣味を再開できない
- 人前を歩くことに自信が持てない
といった生活上の問題です。
実際の臨床でも、
「もっときれいに歩きたい」という言葉の裏には、
「また外出を楽しみたい」という想いが隠れていることが少なくありません。
まずは歩行そのものではなく、歩行によって失われている生活に目を向けることが大切です。
■歩けるのに外出できない人が多い本当の理由
「病院では歩けるようになったのに、家ではあまり歩かないんです。」これはご家族からよく聞く言葉です。
実際に脳梗塞後の方の歩行をみていると、
「歩ける」と「自由に外出できる」の間には大きな差があります。
例えば、
- 転倒への不安が強い
- 人混みを避けてしまう
- 段差や坂道が怖い
- 歩き方を人に見られたくない
- 疲れやすく長く歩けない
このような理由から、外出の機会が少なくなってしまうことがあります。
▼歩行能力だけでは生活は変わらない
リハビリでは歩行距離や歩行速度が指標になることがあります。
もちろん大切な指標です。
しかし実際の生活では、
- スーパーで買い物をする
- 駐車場から店内まで移動する
- 人を避けながら歩く
- 荷物を持ちながら移動する
といった複数の課題が同時に求められます。
そのため、リハビリ室では歩けても、生活の場では不安が残ることがあります。
▼外見の悩みは想像以上に大きい
脳梗塞後の方の悩みは、
身体機能だけではありません。
実際に相談を受ける中で、
- 手が曲がって見える
- 足を引きずっているように見える
- 歩き方が不自然に感じる
といった理由で外出を避けている方は少なくありません。
本人しか分からない悩みですが、
生活範囲を狭くしてしまう大きな要因になります。
▼私が担当した患者様も同じ悩みを抱えていました
発症から3年以上経過した患者様でした。
歩行時は足幅が広く、麻痺側の足は棒のように突っ張っていました。
さらに麻痺した手も強く握り込んでいました。
その方も、外出や買い物を以前より控えるようになっていました。
しかし身体の使い方や姿勢のコントロールを見直していく中で、歩行中の手の緊張が軽減しました。
足幅も少しずつ狭くなり、歩行スピードも向上しました。
すると、
「最近また買い物に行くようになったんです」
「外に出るのが少し楽しくなりました」という言葉を聞くことができました。
▼本当に取り戻したいのは歩行ではなく生活
脳梗塞後のリハビリで大切なのは、単に歩行能力を高めることだけではありません。
その先にある、
- 買い物
- 趣味
- 旅行
- 家族との外出
といった生活を取り戻すことです。
だからこそ私は、歩き方だけを見るのではなく、
その人がどんな生活を送りたいのかを大切にしています。
■なぜ保険リハビリ終了後に歩行が伸び悩むのか
保険リハビリが終了したあと、「以前より歩けなくなった気がする」「良くなっていたのに変化が止まった」
という相談を受けることがあります。しかし、それは必ずしも身体の回復が止まったことを意味するわけではありません。
▼保険リハビリには制度上の限界がある
まずお伝えしたいのは、保険リハビリが悪いわけではありません。
私自身、急性期・回復期・生活期と様々な現場で働いてきました。
多くの療法士が患者様のために真剣に向き合っています。
一方で、保険制度の中ではどうしても制約があります。
例えば、
- 実施できる時間
- 実施できる頻度
- 担当できる人数
には限界があります。
そのため、本来であればもっと練習したいことがあっても、十分な時間を確保できないことがあります。
▼歩けるようになることがゴールになりやすい
回復期病院では、自宅へ退院することが大きな目標になります。
そのため、
- 屋内を安全に歩ける
- トイレへ行ける
- 自宅内で移動できる
こうした能力の獲得が優先されます。もちろん非常に重要なことです。
しかし退院後の生活では、
- スーパーで買い物をする
- 長い距離を歩く
- 人混みを歩く
- 趣味や仕事へ復帰する
といった、さらに高いレベルの歩行能力が必要になります。
退院時の歩行能力と、生活を楽しむための歩行能力には差があることも少なくありません。
▼量だけでなく質も必要になる
歩行改善には反復練習が必要です。しかし私は、量だけでは不十分だと考えています。
実際に臨床で担当した患者様の中には、歩行練習をたくさん行っているにも関わらず、歩き方が変わらない方もいました。
その一方で、
身体の使い方や感覚の認識が変わることで、歩き方が大きく変化する方もいます。
大切なのは、ただ歩くことではなく、どう歩いているのかです。
▼「よく分からず歩いていた」という声
急性期や回復期では、歩行支援ロボットを活用したリハビリが行われることがあります。
実際に歩行能力を獲得し、自宅退院につながるケースも多くあります。
一方で、退院後に話を聞くと、「よく分からないまま歩いていました」
という感想を聞くことがあります。これはロボットが悪いという意味ではありません。
限られた時間の中で、歩行量を確保することは非常に重要です。
ただ、
- なぜ足が突っ張るのか
- なぜ手が曲がるのか
- どこに体重を乗せれば良いのか
- どのように身体を使えば歩きやすいのか
といった身体の理解まで十分に深めることは簡単ではありません。
▼自費リハビリだからこそできること
脳梗塞後の歩行改善には、量と質の両方が必要です。しかし保険制度の中だけで、それらを十分に満たすことは現実的に難しい場面があります。
自費リハビリは、時間や頻度の制約が少ないことが大きな特徴です。
そのため、
- 歩行分析
- 姿勢分析
- 感覚入力
- 運動学習
- 自主トレ指導
まで含めて、じっくり取り組むことができます。
私は自費リハビリの価値は、単に長時間リハビリを行うことではないと考えています。
その方に必要な課題を見極め、改善に必要な質と量の両方を確保できることにあると思っています。
■歩行改善で本当に重要なのは「身体を理解して動くこと」
脳梗塞後の歩行改善というと、
- 歩く回数を増やす
- 筋力をつける
- ストレッチをする
といったことが思い浮かぶかもしれません。もちろん、どれも大切です。
しかし、これまで20年近く脳卒中のリハビリに携わる中で感じるのは、
「身体をどう認識しているか」の重要性です。これは、意識として自分の体を認識することも大切ですが、一番大切なのは「脳」が自分の体を認識できているかということです。
▼歩行は足だけで行っているわけではない
歩行がうまくいかない原因を、足の麻痺や感覚障害だけで説明できることは多くありません。
実際には、
- 姿勢が崩れている
- 麻痺側へ体重を乗せられない
- 体幹がうまく働いていない
- 身体の位置を感じにくい
といった要素が複雑に関係しています。
その結果、足が突っ張る、手が強く曲がる、身体が傾く といった現象が起こります。
つまり、歩き方だけを修正しようとしても、根本的な改善につながらないことがあります。
▼「どう動けば良いのか分からない」状態になっている
私がこれまで担当した患者様の中には、たくさん歩行練習を行っているにも関わらず、身体の使い方を理解できていない方がいました。
特に印象に残っているのは、回復期で集中的なリハビリを受けて退院された方から聞いた、
こんな言葉です。
「歩いていたのは覚えているけど、何をしていたのかはよく分からないです。」
この言葉は決して珍しくありません。
歩行練習の量は十分だったとしても、自分が置かれている状況、自分自身で動いているという感覚、適切な体の反応などが曖昧なままになっていることがあります。ただし、特に急性期の病態では、覚醒の問題なども影響し、質よりも量を優先することが有効なことも多く、この患者さんがおっしゃった感想としては、医学的に間違った選択ではなく、最善の回復を得る方法であったことが考えられます。
▼身体の認識が変わると動きも変わる
脳梗塞後の方では、身体の感覚や認識に変化が起きていることがあります。
例えば、実際には麻痺側へ体重が乗っていないのに、
本人は乗せているつもりになっていることがあります。反対に、十分に身体を支えられる能力があるにも関わらず、
怖さから使えていないこともあります。そのため私は、歩き方だけを見るのではなく、まず身体をどのように認識しているのかを確認します。
そして、
- 身体の位置を感じる
- 非麻痺側へ体重を乗せる⇨麻痺側へ体重を乗せる
- 体幹
- 手や足の過剰な緊張を減らす
こうした土台づくりを行います。
▼PNFで大切にしているのは「正しい感覚入力」
私はIPNFA®認定アシスタントとして、PNFの考え方を臨床に取り入れています。
PNFでは、筋力だけではなく、正しい感覚入力を通して適切な動きを引き出すことを重視します。
身体は、正しい情報が入ることで、より効率的な運動を学習しやすくなります。
そのため、
単に動きを繰り返すのではなく、患者様自身が「うまくできた」「楽にできた」と感じられることを大切にしています。
▼身体を理解できると自主トレも変わる
身体の使い方を理解できるようになると、リハビリの時間以外にも変化が生まれます。
なぜなら、
自主トレの質が変わるからです。
ただ回数をこなすのではなく、何を意識するべきかが分かるようになります。
実際に発症から3年以上経過した患者様も、
歩行や姿勢の変化を実感できるようになってから、自主トレへの意欲が大きく向上しました。
改善への希望が生まれたことで、行動そのものが変わったのです。
▼歩行改善の第一歩は身体を知ること
歩行改善というと、どうしても足に目が向きがちです。
しかし実際には、歩行は全身運動です。
だからこそ、
- なぜ足が突っ張るのか
- なぜ手が曲がるのか
- なぜ疲れやすいのか
- なぜ外出が不安なのか
を一つひとつ整理する必要があります。
歩行改善の第一歩は、身体を鍛えることではありません。
まずは、自分の身体を正しく知ることです。
そこから本当の意味での運動学習が始まります。
■当施設が歩行だけでなく外出意欲まで変化を目指す理由
私はリハビリの目的を、「歩けるようになること」だけには置いていません。
なぜなら、
歩けることと、その人らしい生活を送れることは別だからです。
実際に臨床では、歩行能力が向上していても、外出を避けている方を数多く見てきました。
反対に、
身体の変化が自信につながり、行動範囲が大きく広がる方もいます。
私が目指しているのは、
歩行能力の改善だけではなく、その先にある生活の変化です。
▼本当に取り戻したいのは「歩行」ではなく「生活」
脳梗塞後の方が抱えている悩みは、歩行そのものではないことが少なくありません。
例えば、
- 一人で買い物に行きたい
- 家族と旅行に行きたい
- 仕事や趣味を再開したい
- 孫と散歩したい
- 人目を気にせず外出したい
こうした想いが背景にあります。
だからこそ私は、初回評価の段階から
「どんな生活を送りたいですか?」
ということを大切にしています。
目標が明確になると、リハビリの方向性も明確になります。
▼改善する人には共通点がある
17年間の臨床経験の中で感じることがあります。
それは、
改善していく方には共通点があるということです。
それが、
- 改善への希望がある
- 具体的な目標がある
ということです。
もちろん、現実とかけ離れた目標設定は良いとは言えません。
しかし、
希望がなければ行動は生まれません。
私は療法士の役割の一つは、目標を押し付けることではなく、患者様と一緒に現実的な目標を見つけることだと思っています。
▼発症3年以上でも変化は生まれた
実際に担当した患者様のお話です。
発症から3年以上が経過していました。
歩行時は足幅が広く、麻痺側の足は棒のように突っ張っていました。
また、
麻痺した手は強く握り込んでおり、
外出や買い物を以前より避けるようになっていました。
そこで、
歩行だけを見るのではなく、
姿勢制御や身体の使い方に着目して介入を行いました。
すると、
歩行中の手の緊張が軽減しました。
足幅も狭くなり、
歩行スピードも向上しました。
その結果、
身体機能だけでなく、外出への意欲にも変化が現れました。
自主トレにも積極的に取り組まれるようになり、日々の活動量も増えていきました。
私が印象的だったのは、
歩行の変化そのものではありません。
生活に対する前向きな気持ちが戻ってきたことです。
▼歩行は全身で行う運動
当施設では、
足だけを見ることはありません。
歩行は全身運動だからです。
評価では、
- 姿勢制御
- 体幹機能
- 非麻痺側、麻痺側への荷重
- 上肢の緊張
- 感覚認識
- 動作パターン
まで確認します。
歩行中に手が強く曲がる方もいれば、体幹の安定性が課題となっている方もいます。
一人ひとり原因は異なります。
だからこそ、
決まったメニューを提供するのではなく、その方に必要な課題を見極めることを大切にしています。
▼自費リハビリだからこそ向き合えること
保険リハビリでは、制度上どうしても時間や頻度に制約があります。
その中で多くの療法士が努力しています。
一方で、
身体を理解し、動きを学習し、生活へつなげるためには、
ある程度の時間が必要です。
自費リハビリは費用がかかるという側面があります。
しかしその分、
一人ひとりと向き合う時間を確保できます。
私はその時間を、
単なる運動指導ではなく、
「身体を理解し、自分で動けるようになるための時間」
として活用したいと考えています。
歩行能力を改善するためだけではありません。
その先にある、
外出や趣味、社会参加につなげるために。
それが当施設が歩行だけでなく、外出意欲の変化まで大切にしている理由です。
■まずはご自宅でできる歩行改善のポイント
ここまで読んで、
「自分でも何かできることはないだろうか」
と思われた方もいるかもしれません。
脳梗塞後の歩行改善には専門的な評価が重要です。
しかし、日常生活の中で意識できることもあります。
実際に私が患者様へお伝えしている内容の一部をご紹介します。
▼まずは歩く距離よりも「歩き方」を意識する
歩行改善というと、
とにかくたくさん歩こうと考える方がいます。
もちろん活動量は大切です。
しかし、
間違った身体の使い方のまま歩き続けると、
代償動作が強くなってしまうことがあります。
まず意識してほしいのは、
歩く距離ではなく歩き方です。
例えば、
- 身体が大きく傾いていないか
- 麻痺側の足へ体重が乗っているか
- 呼吸を止めて歩いていないか
を確認してみてください。
量だけでなく質も大切です。
▼非麻痺側の足でしっかりと体重を支える練習を行う
脳梗塞後の方の多くは、無意識のうちに非麻痺側へ体重を逃がしています。しかし、その体重の逃し方がうまくいっていないことが多いです。
すると、より麻痺側を使い方が悪くなったり、使う機会が減り、歩行時のバランスや安定性にも影響します。
まずは安全な環境で、非麻痺則で正しく体重を支えることを覚えましょう。そしてその次に
麻痺側へゆっくり体重を乗せる練習を始めてみましょう。
ポイントは、
頑張って耐えることではありません。
身体のどこに体重が乗っているかを感じることです。
▼姿勢を整える時間をつくる
座っている姿勢や立っている姿勢が崩れていると、歩行にも影響します。
特に、
- 常に非麻痺側へ傾いている
- 背中が丸くなっている
- 麻痺側の腕が強く引き寄せられている
といった状態が続くと、
歩行時にも同じパターンが現れやすくなります。
まずは一日に数回でも良いので、
姿勢を見直す時間を作ってみてください。
▼自主トレは「回数」よりも「目的」を明確にする
自主トレが続かない理由の一つに、
目的が分からないことがあります。
例えば、
「この運動は何のためにやっているのか」
が分からないまま続けるのは簡単ではありません。
そのため自主トレを行う際は、
- 歩行中に足を振り出しやすくするため
- 麻痺側へ体重を乗せやすくするため
- 姿勢を安定させるため
など、
目的を明確にすることが大切です。
目的が分かると、身体への意識も変わってきます。
▼一人で頑張ることには限界もある
ここまでご紹介した内容は、
ご自宅でも取り組める大切なポイントです。
しかし実際には、
自分では気づきにくい問題もあります。
例えば、
本人は麻痺側へ体重を乗せているつもりでも、
実際には十分に乗せられていないことがあります。
また、
歩き方のクセや代償動作は、
自分自身では気づきにくいものです。
私自身、
患者様へ動画をお見せすると、
「こんな歩き方をしていたんですね」
と驚かれる場面を何度も経験してきました。
▼だからこそ専門的な評価が重要になる
脳梗塞後の歩行は、
単純に筋力だけの問題ではありません。
- 姿勢制御
- 感覚認識
- 体幹機能
- 荷重能力
- 動作パターン
など、
様々な要素が関係しています。
そのため、
何を頑張るべきかを明確にするためには、
専門的な評価が欠かせません。
遠回りに見えても、
まず自分の身体の状態を正しく知ることが、
改善への近道になることがあります。
■体験リハビリで最初に行う評価とは?
ここまでお読みいただき、
「自分の場合は何が原因なのだろう」
と思われた方もいるかもしれません。
実際に体験リハビリへ来られる方の多くも、
同じような疑問を抱えています。
- なぜ足が突っ張るのか
- なぜ歩くと手が曲がるのか
- なぜ疲れやすいのか
- なぜ歩行速度が上がらないのか
これらには必ず理由があります。
そして、その理由は人によって異なります。
だからこそ当施設では、
運動を始める前の評価を大切にしています。
▼まずは「どんな生活を取り戻したいのか」を確認します
私は歩き方だけを評価することはありません。
まずお聞きするのは、
「どんなことに困っていますか?」
ということです。
例えば、
- 一人で買い物へ行きたい
- 家族と旅行へ行きたい
- 趣味を再開したい
- 仕事へ復帰したい
- もっと自信を持って外出したい
など、
目標は人それぞれです。
同じ脳梗塞後の歩行障害でも、
目指すゴールが違えば必要なリハビリも変わります。
そのため、
最初に目標を共有することを大切にしています。
▼歩行だけでなく全身を評価します
歩行は全身運動です。そのため当施設では、歩き方だけを見て判断することはありません。
評価では主に、
- 姿勢制御
- 体幹機能
- 麻痺側への荷重
- 感覚認識
- 上肢の緊張
- バランス能力
- 歩行中の動作パターン
などを確認します。
例えば、
足が突っ張っているように見えても、
原因は体幹の不安定性にあるかもしれません。
歩行中に手が強く曲がる原因も、
腕そのものではなく姿勢制御にあることがあります。
見えている問題だけではなく、
その背景にある原因を探していきます。
▼動画を活用して身体の状態を一緒に確認します
歩き方は、自分では意外と分からないものです。
そのため必要に応じて動画を撮影し、一緒に確認します。
すると、
「思ったより身体が傾いていた」
「麻痺側に体重が乗っていなかった」
「手の力が入っていることに気づかなかった」
といった発見がよくあります。
身体を理解することは、改善への第一歩です。
私は評価の時間を、単なる検査ではなく、
ご自身の身体を知る時間にしたいと考えています。
▼評価によって改善の方向性が見えてくる
評価を行うことで、
何を優先して取り組むべきかが見えてきます。
例えば、
- 麻痺側への荷重練習が必要
- 姿勢制御の改善が必要
- 感覚入力を高める必要がある
- 上肢の緊張を軽減する必要がある
など、
課題は人によって異なります。
だからこそ、
インターネットで見た自主トレを闇雲に行うよりも、
まず自分の課題を知ることが大切です。
▼発症から数年経過していても遅くはありません
体験リハビリに来られる方の中には、
「発症から何年も経っているから無理ですよね」
と話される方もいます。
しかし私は、
改善の可能性を発症からの期間だけで判断することはありません。
実際に担当した患者様の中にも、
発症から3年以上経過した方がいました。
身体の使い方や姿勢制御を見直すことで、
歩行中の手の緊張が軽減し、
歩行スピードや外出意欲に変化がみられました。
もちろん全ての方が同じような変化を示すわけではありません。
しかし、
現状を正しく評価し、
適切な方向へ取り組むことには大きな意味があります。
▼まずは現在の身体の状態を知ることから始めませんか?
脳梗塞後の歩行改善では、
頑張ること以上に、
何を頑張るべきかを知ることが重要です。
もし、
- 保険リハビリが終了して不安がある
- 歩き方を改善したい
- 外出への自信を取り戻したい
- 自分に必要なリハビリを知りたい
そのような想いがある方は、
まずは体験リハビリをご利用ください。
現在の身体の状態を評価し、
どのような課題があり、
どのような方向性で取り組むべきかを丁寧にお伝えします。
改善への第一歩は、
自分の身体を正しく知ることから始まります。
■脳梗塞後の歩行改善でよくある質問
▼発症から5年以上経っています。それでも改善は期待できますか?
発症からの期間だけで改善の可能性を判断することはできません。
実際に当施設へ相談いただく方の中には、発症から数年以上経過している方もいます。
大切なのは、
- 現在どのような課題があるのか
- 身体をどのように使っているのか
- どのような目標を持っているのか
を整理することです。まずは現在の状態を評価することが重要です。
▼保険リハビリと自費リハビリは併用できますか?
はい、併用できます。
保険リハビリと自費リハビリは役割が異なります。
保険リハビリで日常生活を支えながら、
自費リハビリでは個別の課題に対して集中的に取り組む方も多くいます。
現在利用中のサービス状況も踏まえながらご提案しています。
▼杖や装具を使っていますが利用できますか?
もちろん可能です。
当施設では、
- 杖を使用している方
- 短下肢装具を使用している方
- 長下肢装具を使用している方
も利用されています。
歩行能力だけでなく、
装具の使い方や身体の使い方も含めて評価を行います。
▼どのくらいの頻度で通えば良いですか?
身体の状態や目標によって異なります。
そのため一律に決めることはできません。
初回評価後に、
- 現在の課題
- 目標
- 生活環境
を踏まえてご提案しています。
また、自主トレーニングの方法もお伝えするため、リハビリ時間以外の取り組みも大切になります。
▼家族も一緒に話を聞くことはできますか?
もちろん可能です。
脳梗塞後のリハビリでは、ご家族の理解や協力が大きな力になります。
実際に改善される方の多くは、ご家族が一緒に取り組まれています。
ご本人だけでなく、ご家族にも現在の状態や今後の方向性を分かりやすくご説明します。
■まとめ
脳梗塞後の歩行改善では、
歩く練習を繰り返すことだけが重要ではありません。
大切なのは、
- なぜ今の歩き方になっているのか
- なぜ足が突っ張るのか
- なぜ手が曲がるのか
- どのように身体を使えば良いのか
を理解することです。
実際に私が担当した患者様の中にも、
発症から3年以上経過し、
外出や買い物を諦めかけていた方がいました。
しかし、
身体の使い方や姿勢制御を見直すことで、
歩行だけでなく外出への意欲にも変化がみられました。
私は17年間の臨床経験の中で、
改善する方には共通点があると感じています。
それは、
「改善への希望」と「具体的な目標」
を持っていることです。
もちろん希望だけで改善するわけではありません。
その希望を現実的な目標へ変え、
身体の状態に合わせて適切な方向へ導いていくことも療法士の役割だと考えています。
もし現在、
- 保険リハビリ終了後に悩んでいる
- 歩行をもっと改善したい
- 外出への自信を取り戻したい
- 自分の身体の課題を知りたい
そのような想いがある方は、一度ご相談ください。
当施設では、理学療法士が評価から介入まで一貫して担当します。
歩行だけでなく、
その先にある生活の変化を目指してサポートいたします。
▼体験リハビリ受付中
まずは現在のお身体の状態を確認しませんか?
体験リハビリでは、
- 歩行分析
- 姿勢分析
- 身体機能評価
- 今後の改善方針のご提案
を行っています。
あなたが目指したい生活に向けて、必要な課題を一緒に整理していきましょう。

